中谷地区地すべり調査


簡易変位板(抜き板)観測

孔内傾斜計観測
工期 平成31年4月1日 ~ 令和元年11月29日
発注者 鏡野町建設課

業務の概要

岡山県苫田郡鏡野町中谷地区では、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)によって、民家敷地内や農地に地すべりによる変状が発生した。これを受け、初動対応として、簡易変位板による地表変動量の簡易計測を行った。その結果、降雨量が少ない時期であったにもかかわらず、潜在レベルの変動が認められ、降雨量が多い時期に変動が拡大することが懸念された。そのまま放置して地すべり変動がさらに活発化すると、民家や農地の他、隣接する町道に大きな被害をもたらす恐れがある。このような地すべり災害を防止するために適切な対策を講じておく必要がある。
本調査では、地すべりの運動状況を調査、把握することにより、地すべり発生機構の解明を行った。