本業務では、二級河川伊里川の護岸修繕計画に関する詳細設計(軟弱地盤技術解析、護岸詳細設計、仮設構造物詳細設計)を行った。 計画区間は、河口より約 100m 上流に位置する右岸部であり、県道穂浪吉永停車場線に沿った道路兼用護岸である。この護岸は、目地開きや沈下による傾動、路面の陥没等、変状が著しく、終局限界状態であった。過年度の変状点検調査では、変状の進行性は認められなかったものの、本業務の履行期間中に、護岸の倒壊が発生した。本工事にあたっての施工条件は、仮土留めによる片側交互通行である。護岸構造は、この仮土留め用の矢板をすべり破壊防止として施工後も残置する計画とし、鋼矢板を併用した重力式擁壁の形式を採用した。
業務の概要
本業務では、二級河川伊里川の護岸修繕計画に関する詳細設計(軟弱地盤技術解析、護岸詳細設計、仮設構造物詳細設計)を行った。 計画区間は、河口より約 100m 上流に位置する右岸部であり、県道穂浪吉永停車場線に沿った道路兼用護岸である。この護岸は、目地開きや沈下による傾動、路面の陥没等、変状が著しく、終局限界状態であった。過年度の変状点検調査では、変状の進行性は認められなかったものの、本業務の履行期間中に、護岸の倒壊が発生した。本工事にあたっての施工条件は、仮土留めによる片側交互通行である。護岸構造は、この仮土留め用の矢板をすべり破壊防止として施工後も残置する計画とし、鋼矢板を併用した重力式擁壁の形式を採用した。